精神的に辛い夜勤
[著者: 平野雅子 (看護師 /保健師). more..]
嫌なメンバーとの夜勤が辛い
夜勤は、日勤に比べて看護師の人数が少なく、病床数によっては2人体制で夜勤をするという病棟もたくさんあります。少人数でいかに夜勤をスムーズに効率よく乗り切るかは、夜勤メンバーによるところが大きいんです。
気の合う人や他人に気遣いができる人、進んで雑用をする人などがメンバーの場合は、仕事も早く終わりますし、ちょっとした休憩時間にも楽しく雑談ができて、気分転換ができるんです。
それに比べて、苦手な人や嫌な先輩、最低限しか働かない人と一緒の夜勤の場合、仕事は進まないし、効率も悪い、ナースステーションの空気はどんよりと重くなります。ただでさえ、夜勤は体力的にも辛いのに、精神的にも辛くなり、気疲れしてしまいます。また、嫌なメンバーとの夜勤は、時間が経つのが本当に遅く感じるんですよね。
責任の重さが辛い
大きな病院だったら、夜勤中でも当直師長がいて、問題が起こった場合などに相談ができるのですが、ほとんどの病院は、夜間は責任者が不在になり、夜勤リーダーが責任者代行になります。
もちろん、夜勤リーダーに全責任を持たせるわけではないのですが、勤務中に問題が起こった時にすぐに相談できる上司がいないというのは、その責任の重さから精神的に疲れてしまうんです。自分が夜勤リーダーの時は、「何も起こらず、平和に終わりますように」と祈りながら勤務するいう看護師さんも多いと思います。
一通りの経験を積んできたベテラン看護師なら、ケースバイケースで対処できるのかもしれませんが、3年目などまだまだ経験の浅い看護師が夜勤リーダーになることもあり、経験が浅い看護師が夜勤リーダーになった場合の精神的な負担は計り知れません。
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