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副業としての夜勤バイトの注意点

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副業としての夜勤バイトの注意点

[著者: 平野雅子 (看護師 /保健師). more..]

夜勤バイトに必要なこと

夜勤バイトをするに当たって必要なスキルや心構えがあります。

 

夜勤バイトをするためには、採血や静脈注射、気管内吸引などの一通りの看護技術は行えるようにしておいたほうが良いでしょう。

 

病院によって、「採血と気管内吸引、経管栄養の取り扱い」など必要なスキルの提示がある場合もあります。また、急変など突発的なことにも対応できることも重要です

 

夜勤中は看護師の人数が少ないため、できないスキルがあったり、急変に対応できないと、他の夜勤スタッフだけでなく、患者さんにも迷惑がかかってしまいます。

 

また、夜勤バイトの場合、その病棟のシステムや患者さんのことをあまり詳しく知らないことが多いので、少しでも疑問に思ったり、不安を感じたら、他の夜勤スタッフに必ず確認するようにしてください。

 

水分出納の締めの時間や看護記録の書き方など自分が常勤で働いている病棟とバイト先の病棟では、やり方やシステムが違うことが多々あります。「自分の職場ではこうだから」と自分で判断せずに、必ずバイト先の常勤スタッフに確認してから行うようにしましょう。

 

夜勤バイトは体調管理に気をつけて

夜勤バイトは常勤の休みの日をバイトに当てることになります。多くの場合は、常勤の夜勤明けの日に、数時間だけ仮眠をとって、夜勤バイト先で夜勤をするというスケジュールになりますよね。

 

つまり、夜勤バイトをすると休む時間が取れませんし、睡眠時間が極端に短くなるのです。

 

夜勤バイトは1回の夜勤で3万円前後を稼ぐことができますので、割のいいバイトなのですが、だからと言って無理をしてまで夜勤バイトに入ると体調を崩すことになります。

 

夜勤バイトが原因で体調を崩してしまうと、常勤の仕事に影響が出てきます。最悪の場合、夜勤バイトを辞めるどころか、常勤の仕事まで辞めなくてはいけなくなりますので、収入ゼロになってしまいます。

 

それでは、夜勤バイトをする意味がないですし、夜勤バイトなんてしないほうが良いですよね。

 

ですから、夜勤バイトをする時は体調管理には十分に注意を払いましょう。夜勤バイトの明けは無理をせずにしっかり休息・睡眠を取るだけでなく、日ごろから体調を整えておくことも重要です。

 

バイトがNGな場合も

常勤で働いている看護師が、掛け持ちで夜勤バイトをする場合、気をつけなければいけないことは、常勤で働いている職場の就業規則です。

 

副業、つまり掛け持ちでのバイトを禁止している病院も多いですので、そのような病院で働いている人は、基本的に夜勤バイトはしないほうが良いと思います。

 

ただ、実際問題として就業規則で禁止されているのに、掛け持ちのバイトをしている看護師さんはたくさんいます。職場に掛け持ちのバイトをしている同僚がいたら、「どのようにしてバイトをしているのか」、「職場にはばれていないのか」などを聞いてみると良いでしょう。

 

「職場に内緒で夜勤のバイトをすれば、ばれる恐れはないのでは?」と思うかもしれませんが、住民税などの関係で、職場にばれる可能性はゼロではありませんので、そのことは頭に入れておいてください。

 

また、国立ハンセン病療養所や公立病院で働く看護師さんは公務員となります。公務員の副業は法律で禁じられていますので、国立ハンセン病療養所や公立病院で働く看護師さんは夜勤のバイトをするのは止めましょう。

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