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皮膚科に適性のある看護師とは?皮膚科の選び方と給料アップの方法

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皮膚科に適性のある看護師とは?皮膚科の選び方と給料アップの方法

[著者: 平野雅子 (看護師 /保健師). more..]

皮膚科に向いている人

皮膚科で働くことに向いている人は、ずばり育児中のママさん看護師です。皮膚科は病棟が少なく、外来やクリニックが多いですので、日勤のみの勤務であることがほとんどです。

 

育児中はどうしても夜勤に入ることが困難になりますが、日勤のみの勤務だったら、育児中の人でも働くことができますよね。また、病棟に比べて残業時間が少ないので、保育園のお迎え時間に間に合わないなどのトラブルも避けることができるでしょう。

 

クリニックの場合は、常勤ではなく非常勤の求人もたくさんあります。非常勤は、福利厚生等の恩恵を受けられない分、シフトをある程度自分の希望に合わせることができます。

 

ブランクがある人も、皮膚科をお勧めします。皮膚科の仕事内容は、外用薬の塗布や患者さんへの説明、医療器具の洗浄・滅菌などが主なものになりますので、病棟や他の診療科と比べて、看護師が行う医療行為が少なく、ブランクがある人でも比較的スムーズに仕事に慣れることができるでしょう。

 

このほか、幅広い年代の患者さんと接したい、看護したいという人も皮膚科に向いています。特に皮膚科は軽症な人が多く、皮膚の疾患を持っていても、それ以外は健康で元気という人ばかりですので、いろいろな年代の人とコミュニケーションを取りながら働くことができます。

 

どんな皮膚科がおすすめ?

皮膚科で働こうと思った場合、どのような皮膚科を選べば良いでしょう?皮膚科の職場には、大きく分けて「外来・クリニック」、「病棟」、「美容皮膚科」の3種類があります。

 

最も一般的なのもが外来・クリニックですが、病棟で勤務することも可能です。皮膚科疾患の中でも皮膚がんなどの悪性腫瘍や自己免疫水疱症、帯状疱疹など重症の疾患を看たい、患者さん一人ひとりとしっかり関わり合いながら看護したいという人は皮膚科病棟がおすすめです。

 

ただ、皮膚科の単独病棟がある病院は非常に少なく、眼科や耳鼻科、内科等との混合病棟であることがほとんどです。混合病棟は、皮膚科を専門に看護したいという人にとってはデメリットの部分が大きいですが、皮膚科以外の診療科の知識も身につけられるというメリットもあります。

 

最後に美容皮膚科についてです。ここ数年で美容皮膚科のクリニックは急増していますが、普通の皮膚科は「皮膚の病気を治療する」クリニックであるのに対し、美容皮膚科は「皮膚(肌)の悩みを改善する」ことを目的としています。同じ皮膚を扱っていても、診療の目的が違います。

 

皮膚科の中でも、特に「美容」に興味のある人は、美容皮膚科を選ぶと良いでしょう。また、皮膚科と美容皮膚科の両方を取り扱っているクリニックもあります。

 

皮膚科の給料と給料アップの方法

皮膚科で働いた時のお給料はいくら位が相場なのでしょう?地域や経験年数、医療施設によっても異なりますが、普通の外来やクリニックは20〜25万円が相場となるようです。病棟で勤務した場合は、これに夜勤手当が加わりますので25〜30万円となります。

 

一般的なクリニックはキャリアを積んで長年働いても、なかなか給料がアップしにくいという現実がありますので、皮膚科クリニックで働く場合は、給料アップを期待せず、最初から基本給などの給与が高いところを選ぶようにしましょう。

 

さらに、少しでも給料をアップしたいという人は、美容皮膚科に勤務することをおすすめします。美容皮膚科は、健康保険適用外の自由診療となりますので、一般的なクリニックに比べると給料は高くなります。良い条件のところを探せば、日勤のみで月収40万円以上も可能です。

 

ただ、給料が良い分、高い看護スキルや丁寧な接遇、最新医療機器の取り扱いなどを求められますし、ボーナスは一般的な病院やクリニックと比べて、査定が厳しく変動も大きいようです。

 

それでも、夜勤勤務がないのに病棟勤務以上の給与をもらえるのは魅力的ですよね。高給与を第一条件にする場合は、美容皮膚科の求人情報を探してみてはいかがでしょうか?

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