困った患者さんの中でも一番困ったのはコノ患者さん


看護師を困らせる、困った患者さんも色々な方がいます。どこにでも困った患者さんっていますよね。

今まで、たくさんの困った場面に遭遇してきました。
例えば、

「自分が一番具合が悪いのだから、一番に見てほしい。」
「弟からもらったこの軟膏が良く効くから、(当時、院内処方で取り扱っていなかった)その薬を採用してほしい。」
「あの患者さんは何の病気なんだ。同じ部屋だから知っておくのが当然だ。」
「どうして、21時に消灯で、6時に起床なんだ。同室患者さんがいるのに自分の都合のみで、起床・消灯時間を決めたい。」

などなどなど・・・。

しかし、このような場面は、話を良く聞き、患者さんがしてほしい事を良く聞いた上で、譲歩できることはないか考え、希望に添えない理由を説明すれば、解決できます。

しかし、今までで一番困った、何とも不愉快になる出来事がありました。

治療のために病院に来ているのに、治療に協力しない患者さんがいました。
自分の不調を訴えるのですが、その不調を改善するために、このような検査、処置、治療が必要と医師が説明しても、独自の理由で、すべて拒否。

そして、医師が、立ち去った後、悶々とした気持ちを私たちにぶつけて来るのです。
かなりの時間をかけて患者さんの言いたい事を、良く聞くのですが、
何に困っていて、何をしてほしいのか、どんな症状を治してほしいのか、
要点をまとめて聞き返すのですが、すべて否定。
一通りお話を聞いた後、こちらが提案する状況になると、こちらの話の途中にかぶせるように、話してきます。

ただ、謝ってほしい訳でもなく、話を聞いてほしい訳でもなく、何をしてほしいのかが全くわかない患者さんなのです。

医療者の話を聞く気が全くないのです。

聞く気がないのに聞いてくる患者さんの心理とは、いったいなんなのでしょうか?
本当に困っています。