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特定看護師でサバイバル!

新しい資格、特定看護師に注目!

特定行為を行うことができる看護師を特定看護師

特定看護師という言葉を聞いたことがありますか?看護師バブルを生き抜くための方法の1つに特定看護師の資格取得があります。

 

看護師は、医師の指示に基づいて採血や静脈注射、胃管チューブの挿入や交換など「診療の補助」とみなされる医療行為は行ってきました。

 

でも、加速する超高齢化社会の中で、医療のニーズはどんどん高まり、そのニーズに応えていくためには、看護師がその専門的な役割を最大限に発揮し、さらに医師の負担を減らす必要があるんです。

 

そのため、今までは「診療の補助」とはみなされていなかった医療行為を、「診療の補助」とみなして、看護師ができる範囲を広げることになりました。

 

今まで医師しかできなかったけど、今後「診療の補助」とみなされる医療行為を特定行為と呼び、その特定行為を行うことができる看護師を特定看護師といいます。

 

看護師の業務内容を拡大するにあたって、今までは医師しかできなかったことを看護師が行うようになるのですから、すべての看護師が特定行為を行うことができるわけではなく、きちんとした研修制度を設け、その研修を修了した看護師だけが特定行為を行う特定看護師になることができます。

 

この特定看護師は、2010年3月の厚生労働省「チーム医療の推進に関する検討会」で初めて創設が提言され、その後「チーム医療推進会議」などで審議・検討が重ねられてきました。

 

そして、2014年6月に「地域における医療および介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」が成立して、「特定行為に係る看護師の研修制度」が法制化され、同時に「保健師助産師看護師法」が改正され、2015年10月に施行となりますので、2015年10月から特定看護師の養成がスタートすることになります。

 

まだまだ細かい部分は決まっていないこともあり、審議・検討を重ねていく必要がありますが、特定看護師ができることは決定しています。特定看護師は、超高齢化社会の中で医療現場を救う存在と言われています。

 

まだ未定な部分は多いものの、特定看護師の資格を取得すれば、看護師バブルが来たとしても、全然怖くないですよね。

 

これから作られる新しい特定看護師の資格をいち早く取っておけば、看護師バブルが来ても来なくても、やりがいのある仕事を続けられますし、特定看護師のパイオニア的存在として、どんな医療現場でも重宝されることは間違いありません。

 

特定看護師ができることは?

では、特定看護師ができること、つまり「特定行為」にはどんなものがあるのでしょうか?今のところ、完全には決定されてはいませんが、2014年10月時点では14の区分に分ける案が出ています。その14区分を見てみましょう。

 

特定行為の区分 特定行為の区分に含まれる特定行為名
A

呼吸器関連
(気道確保に係る行為)

経口・経鼻気管挿管チューブの位置調節
経口・経鼻気管挿管の実施
経口・経鼻気管挿管チューブの抜管
B

呼吸器関連
(人工呼吸器療法に係る行為)

人工呼吸器モードの設定条件の変更
人工呼吸管理下の鎮静管理
人工呼吸器装着中の患者のウィーニングの実施

NPPV
(非侵襲的陽圧換気療法)モード設定条件の変更

気管カニューレの交換
C 動脈血液ガス分析関連 直接動脈穿刺による採血
橈骨動脈ラインの確保
D 循環器関連 「一時的ペースメーカー」の操作・管理

「一時的ペースメーカーリード」の抜去
 

PCPS
(経皮的心肺補助装置)等補助循環の操作・管理

大動脈内バルーンパンピング離脱のための補助頻度の調整
急性血液浄化に係る透析・透析濾過装置の操作・管理
E ドレーン管理関連 腹腔ドレーン抜去(腹腔穿刺後の抜針含む)
胸腔ドレーン抜去
胸腔ドレーン低圧持続吸引中の吸引圧の設定・変更
心?ドレーン抜去
創部ドレーン抜去
硬膜外チューブからの鎮痛剤の投与、投与量の調整
F 創傷管理関連 褥瘡の血流のない壊死組織のシャープデブリードマン
創傷の陰圧閉鎖療法の実施
褥瘡・慢性創傷における腐骨除去
G 循環動態に係る薬剤投与関連 持続点滴投与中薬剤(降圧剤)の病態に応じた調整
持続点滴投与中薬剤(カテコラミン)の病態に応じた調整
持続点滴投与中薬剤(利尿剤)の病態に応じた調整
持続点滴投与中薬剤(K,Cl,Na)の病態に応じた調整
持続点滴投与中薬剤(糖質輸液、電解質輸液)の病態に応じた調整
H 血糖コントロールに係る薬剤投与関 病態に応じたインスリン投与量の調整
I 栄養・水分管理に係る薬剤投与関連 脱水の程度の判断と輸液による補正
持続点滴投与中薬剤(高カロリー輸液)の病態に応じた調整
J 栄養に係るカテーテル管理関連 中心静脈カテーテルの抜去
PICC (末梢静脈挿入式静脈カテーテル)挿入
K 精神・神経症状に係る薬剤投与関連 臨時薬剤(抗けいれん剤)の投与
臨時薬剤(抗精神病薬)の投与
臨時薬剤(抗不安薬)の投与
L 感染に係る薬剤投与関連 臨時薬剤(感染徴候時の薬剤)の投与
M 皮膚損傷に係る薬剤投与関連 抗癌剤等の皮膚漏出時のステロイド薬の調整・局所注射の実施
N ろう孔管理関連 胃ろう・腸ろうチューブ、胃ろうボタンの交換
膀胱ろうカテーテルの交換

 

どうでしょうか?この特定行為を見て、驚かない現役看護師さんはいないと思います。特定看護師は、この中から1つの区分の研修を受けることになりますので、このすべてができるようになるわけではありません。

 

でも、将来は医師の指示の元とはいえ、経口挿管、呼吸器のウィーニング、Aラインの確保、CVやチェストドレーンの抜去、インスリン量の調整、褥瘡のデブリを行うナースが出てくるんです。

 

特定看護師になるためには?

このような患者さんの命に直結するような医療行為を行うためには、当然ながらきちんとした研修を受ける必要があります。

 

特定看護師を養成するための教育課程は、2014年10月時点ではまだ審議中ですが、モデル事業として修士課程で特定看護師の養成コースを開設している大学院もあります。

 

ただ、この大学院修士課程での養成コースは、あくまでも「モデル事業」ですので、特定看護師の資格が施行されるようになった時に、修士課程の養成コースを修了した人が100%必ず特定看護師になれるかどうかは未定です。

 

このモデル事業を見ると、特定看護師になるためには、大学院の修士課程を修了しなくてはいけないの?と思いますよね。特定看護師になってバリバリ働きたい!と思っても、大学院に行くのはちょっとハードルが高いと思う人がほとんどだと思います。

 

研修内容の一部をeラーニングで提供する

現時点で未定なので確証はないのですが、私は大学院の修士課程以外の教育課程が作られるのではと思っています。しかも、働きながら資格取得ができる可能性もあると思います。

 

厚生労働省医政局の担当者は、「(大学院のような2年間のものだけでなく)数ヶ月程度の研修期間になるケースも考えている」と述べていますし、9月に行われた「医道審議会看護師特定行為・研修部会」で厚生労働省医政局看護課長の岩沢和子氏は、「2025年までに二ケタ万人を目指す」と発言しています。10年間で二ケタ万人、つまり10万人以上の特定看護師を養成するということです。

 

同じ修士課程を修了する必要がある専門看護師は1995年に開設されていますので、約20年の歴史がありますが、現在のところ1266人しかいません。研修期間が6ヶ月の認定看護師を合わせても1万5548人しかいないんです。

 

専門看護師と認定看護師は20年間で1万5548人ですが、特定看護師は10年間で10万人以上を目指すわけですから、最低でも認定看護師の研修期間(6ヶ月)以下でないと、この目標は達成できないですよね。

 

そして、研修内容の一部をeラーニングで提供する予定とのことですので、これは仕事と研修を両立させるためのものだと思います。

 

2015年10月から始まる特定看護師の研修は、数ヶ月程度でOKで働きながら研修を受けられるかもしれない、しかも新しい資格なので、まだ誰も特定看護師になった人はいない。さらに専門看護師や認定看護師とは違い、厚生労働省が認める資格ですので、国家資格になる予定です。

 

これらのメリットを考えると、特定看護師は看護師バブル時代を生き抜くのにピッタリな資格だと思いませんか?特定看護師資格は、看護師バブルを生き抜くための大きな武器になることは間違いありません!

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