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消化器外科の特徴と看護師の仕事、役割、適性、給料アップ法

消化器外科の特徴

消化器外科の診療領域は、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門、肝臓、脾臓、胆嚢、膵臓と食べ物の消化・吸収に関わっている全ての臓器です。同じ外科でも、脳外科は脳のみ、心臓外科は心臓や大動脈のみを診療していますので、消化器外科は外科の中でも幅広い領域を扱っていると言えるでしょう。

 

消化器外科の診療領域は、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門、肝臓、脾臓、胆嚢、膵臓と食べ物の消化・吸収に関わっている全ての臓器です。

 

消化器外科は、消化器関連の疾患の中でも手術が必要な疾患を扱いますが、手術が必要な消化器疾患というと、何が思い浮かぶでしょうか?やっぱり「がん」ですよね。消化器外科が扱う主な疾患は「がん」なんです。

 

がんと言っても、食道がん、胃がん、大腸がん、肝細胞がん、膵がん、胆嚢がんなど様々な種類があります。これらのがんは、手術をすれば全て治療終了というわけではありません。手術後に放射線療法や化学療法を行うこともあります。

 

そのため、手術をして創部が治癒すれば退院して終わりというわけでなく、手術後にも治療のために数週間入院したり、一度退院して化学療法のために再入院ということも珍しくありません。この点が、ほかの外科とは異なる特徴です。

 

また日本人の死因のトップはがんですし、部位別の死亡者数の1位から3位を見ると、男性の2位が胃がん、3位が大腸がん、女性の1位が大腸がん、3位が胃がんとなっていますので、消化器外科は日本人の健康や平均寿命を支える重要な診療科であると言えるでしょう。

 

消化器外科の看護師の業務内容

消化器外科の外来はそれほどほかの診療科と業務内容は変わりませんので、ここでは病棟の看護師の業務内容について説明します。

 

清潔ケアや食事介助、点滴、採血、バイタルサインのチェック、診療の補助などの基本的な業務のほかに、消化器外科の看護師の大切な業務はオペ前後の処置や説明、指導などがあります。

 

手術は消化器外科に入院してくる患者さんのメインイベントとも言えるものですし、手術に対して不安を持っている人も多いですから、消化器外科の看護師は、その手術に向けてきちんと説明しながら、患者さんの不安を取り除いていく必要があります。

 

また、手術後は痛みもありますし、術後合併症が起こることもありますので、疼痛コントロールや異常の早期発見に努めていかないといけません。

 

さらに、消化器外科の治療で欠かせないのが化学療法です。いわゆる抗がん剤ですね。がんの手術前後に抗がん剤治療をする患者さんはたくさんいます。消化器外科の看護師は、抗がん剤の調剤をするだけでなく、抗がん剤を投与し、ルート漏れがないかどうかなどを観察・管理していきます。

 

抗がん剤の調剤は曝露を避けるために、ガウン着用など正しい知識と手技が必要ですし、投与時や投与後はの観察ポイントなどを知っておく必要があります。

 

もちろん、抗がん剤による副作用へのケアも消化器外科の看護師の重要な業務です。

 

消化器外科の看護師の役割

消化器外科の看護師というと、オペ前後の処置や診療の補助、全身管理などに注目が集まり、とにかくテキパキと動くことが一番大切と思っていませんか?処置や医師の介助も消化器外科の看護師の重要な役割ですが、精神的なケアも同じくらい大切なんです。

 

人間にとって、「食べる」ことは生きていく上で必要不可欠であるだけでなく、満足感を得られて幸せを感じられる行為ですよね。逆に、「食べたいのに食べられない」というのは、ストレスを感じてしまうものです。

 

消化器外科に入院してくる患者さんは、消化器に疾患を抱えているだけでなく、手術が必要ですので、一時的に食事ができない状態になります。そんな患者さんのストレスを理解し、軽減させるようなケアを行うのが消化器外科の看護師の重要な役割と言えるでしょう。

 

また、大腸がんの手術をして人工肛門を作った人は、自分のボディイメージが崩れてしまい、なかなか受け入れられないという人もいます。そういう患者さんが現在の状態と向き合い、人工肛門と上手に付き合っていくためには、看護師のアドバイスやケアが必要不可欠です。

 

このほか、化学療法の副作用に苦しむ人へのケアも欠かせません。嘔気や嘔吐、末梢の痺れなどの症状を緩和させるためのケアはもちろんですが、精神的なケアも重要です。つらい副作用は精神的なストレスになり、そのストレスからさらに症状が悪化するという悪循環に陥ってしまうからですね。

 

このように、消化器外科の看護師の大切な役割のひとつに、患者さんへの精神的なケアがあります。物理的な業務のほかに、精神的なケアをしっかりと行っていくのは大変ですが、その分消化器外科へのやりがいを感じることができるでしょう。

 

消化器外科に向いている人、必要なスキル

外科は「テキパキ動く体育会系」、内科は「コミュニケーションを大切にする文化系」と言われることが多いですが、消化器外科は外科の特徴だけでなく内科の特徴も兼ね備えている診療科です。

 

消化器外科は外科の特徴だけでなく内科の特徴も兼ね備えている診療科です

 

消化器外科はオペや処置も多いですので、看護師の業務量も多く、仕事をテキパキとどんどん終わらせていかないと、仕事が進みません。それだけではなく、病気のために食事を取れない患者さんや抗がん剤の副作用に苦しむ患者さんの精神的なケアも非常に大切になりますので、患者さん一人ひとりとのコミュニケーションをしっかり取っていかなくてはいけません、

 

そのため、消化器外科に向いているのは、テキパキ動くことができるだけでなく、高いコミュニケーション能力を持っている人と言えるでしょう。

 

もちろん、最初からテキパキ動けて、コミュニケーションも得意という人はなかなかいないですよね。消化器外科で働きたいという人は、どちらも必要であることを認識して、働きながらこれらのスキルを身に付けるように努力していけばよいと思います。

 

おすすめの消化器外科は?

消化器外科で働きたい場合、どのような消化器外科を選べば良いのでしょう?

 

まず、消化器外科の職場は病棟か外来の2つになります。消化器外科専門のクリニックは、ほぼありません。

 

胃がんや大腸がん、肝細胞がんなど消化器外科の疾患に興味はあるけど、夜勤には入りたくない、手術前後の忙しさが苦手という人は、消化器外科の外来を選ぶと良いでしょう。

 

病棟で働きたいという場合は、その病院の手術件数や手術内容を確認してみましょう。手術件数が多ければ、それだけ色々な症例を見ることができますし、手術内容によってどのような疾患を多く扱うのかがわかります。

 

同じ消化器外科でも、そこのドクターによって大腸がんが得意だったり、肝疾患を多く扱ったりとその病院の特徴や傾向がわかります。また、消化器外科の中でも「大手術」のひとつである肝移植を行う病院は限られていますので、移植に興味のある人は肝移植の実績に着目してみましょう。

 

このほか、消化器外科の専門性を高めたい人は、認定看護師や専門看護師が在籍しているかどうかを選択基準にしても良いと思います。

 

消化器外科はがん患者さんがたくさん入院していますので、がん看護の専門看護師やがん化学療法看護、がん性疼痛看護の認定看護師が在籍している病院は、それだけ専門性の高い看護を行っていますので、学ぶべきところが多くあると思います。

 

消化器外科の給料と給料アップ方法

消化器外科で働いた場合のお給料ですが、特に消化器外科特有の手当などはありませんので、基本的にほかの診療科と変わりません。外来だと20〜25万円、夜勤ありの病棟だと25〜30万円が平均的な相場となるようです。

 

ただ、消化器外科の病棟は、忙しいところが多いですので、その分残業時間が増えて、残業手当が多くなるかもしれません。

 

消化器外科に転職して給料アップを目指すなら、最初からお給料の良い大きな病院に転職したほうが良いでしょう。消化器外科は、需要が高い診療科ですので、大規模な病院だけでなく小さな個人病院にもありますが、小さな病院はお給料や昇給が低めですので、お給料だけに着目した場合はあまりおすすめできません。

 

そのほかの給料アップ方法は、やはり専門性を高めてキャリアアップしていくことです。これは、すぐには給料アップにつながらないかもしれませんが、将来的に見ると確実に給料アップに役立ちます。また、専門性を高めるのは、何より自分のためになりますよね。

 

消化器外科のキャリアアップ方法は、院内外の研修や勉強会に積極的に参加するほか、興味のある人は認定看護師や専門看護師の資格取得にチャレンジしてみても良いでしょう。

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