小児外科の特徴、看護師の仕事、適性・スキル、給料アップ法|看護ラボ kango-labo.com

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小児外科の特徴、看護師の仕事、適性・スキル、給料アップ法

小児外科は小児科の中でも、小児の外科的疾患を扱う診療科です。

小児外科の特徴

小児外科は小児科の中でも、小児の外科的疾患を扱う診療科で、主に鼠径ヘルニアや陰嚢水腫、臍ヘルニア、停留睾丸、虫垂炎、胆道閉鎖症、悪性腫瘍などの疾患を扱っています。

 

ただ、小児の外科的疾患でも、心臓外科や脳神経外科、整形外科は小児外科では扱わず、成人と同じそれぞれの診療科が担当することが多くなっています。

 

小児外科は大学病院などの大病院にしかないことも多く、一般病院では小児科の中の一部として小児外科の疾患を扱っているところがほとんどです。

 

それでも、近年は小児の生体肝移植や脳死での臓器移植が少しずつ増加して来ていることや、小児救急が普及してきていることで、時代の流れと主に、小児外科の重要性が高まってきています

 

小児外科の看護師の業務内容

小児外科で働く看護師の重要な仕事はオペ前後の看護です。オペ前処置を行いつつも、子どもにはオペ前に不安を感じさせないように配慮しなければなりません。

 

また、オペ前は絶飲食になることが多いですが、成人の患者さんならその必要性を伝えるだけでOKでも、子どもの場合は看護師がしっかり管理しなければいけないこともあります。

 

オペ後の全身管理や感染予防、創傷処置などの術後看護も小児外科の看護師の仕事ですが、全身管理・感染予防・創傷処置、どれも成人の患者さんよりも難しく、高いスキルが必要になります

 

小児は成人に比べて体力がありませんので、オペ後の急変リスクが高くなります。また、免疫力が低いですし、創部を清潔に保つことが難しい場合がありますので、感染を起こしやすいんです。さらに創傷処置は痛みと恐怖から拒否されることが多々あります。

 

ですから、小児外科の看護師は、一般外科の看護師と基本的には同じ業務を行いつつも、業務の難易度は比べ物にならないほど高いんです。

 

小児外科の看護師は、家族看護を行うことも重要な仕事の1つです。自分の子どもが手術を受けることになったら、不安にならない親はいません。

 

小児外科の看護師は家族の不安を傾聴し、できるだけ軽減できるようなケアを行わなければいけないのです。

 

小児外科のメリットとデメリット

小児外科のメリット
子どもと接しながら働ける

小児外科のメリットとデメリット、まずはメリットを3つご紹介します。1つ目のメリットは、子どもと接しながら働けることです。

 

これは小児外科だけでなく小児科にも共通しているメリットですよね。子どもが好きで、子どもの看護をしたい。病気や怪我の子どもたちを笑顔にしたいと思っている看護師さんは、小児外科で働くと良いでしょう。

 

子どもが元気になるようすを見られる

2つ目のメリットは、メキメキ元気になっていく様子を見られることです。小児外科は手術をすればすぐに良くなることが多いので、どんどん回復して元気になる姿を見ることができ、やりがいを感じやすい職場であると言えるでしょう。

 

高い技術が身につく

3つ目のメリットは高い技術を身につけられることです。小さな子どもに注射などの様々な処置をすることは、成人のように処置に協力を得られるわけではありませんから、とても難しいんです。

 

でも、難しいからといって、「できません」では済ませられませんので、小児外科で働くと、自然に高い看護技術を身につけることができるのです。

 

特に、注射関係やオペ後の創部処置などは小児外科でスキルを磨いてから、成人の診療科に異動すると、「こんなに簡単なんだ!」と驚くようになるほどのスキルを身につけられるはずです。

 

自分の強みを作れる

小児外科の4つ目のメリットは、自分の強みを作れることです。小児外科がある病院はあまり多くありませんので、小児外科で働いていると、他の看護師さんにはない自分だけの強みを作ることができます。

 

外科の経験がある看護師さんはたくさんいますが、小児外科の経験がある看護師さんは少ないですよね。そのため、小児外科の経験・スキルを持っていると、他の看護師さんから一歩リードできるのです。
これからの時代は看護師も自分の強みや専門分野を持つべきとされていますので、小児外科で働いて経験を積めば、今後の看護師キャリアや転職時に有利になることは間違いありません。

 

小児外科のデメリット
とても忙しい

次は、小児外科で働くデメリットについてです。デメリットの1つ目は、とても忙しいことです

 

小児外科ではオペ中心の治療になりますので、オペ出し・オペ迎えで病棟は常にバタバタとしています。

 

また、子どもは成人に比べて体力がなく急変しやすいので、オペ後の全身管理は成人の患者さん以上に細心の注意を払わなければいけません。

 

さらに、1つ1つの処置に時間がかかりますので、時間に追われながら仕事をすることになり残業も多めになるでしょう。

 

家族看護が大変

小児外科のデメリット2つ目は、家族看護が大変であることです。先ほどもお話しましたが、自分の子どもがオペを受けることになって、動揺しない家族はいません。

 

そして、その家族を支えるのが小児外科の看護師の仕事になりますが、家族の中にはやり場のない怒りを看護師にぶつけてくることがあるんです。

 

看護師はそれでも、家族の心情を読み取って、家族看護をしなければいけませんので、小児外科で働くとストレスが溜まることもあります。

 

全員が元気になるわけではない

小児外科のデメリットの3つ目は、子どもたち全員が元気になるわけではないことです。手術をすれば良くなる子どもも多いですが、手術をしても思うように回復しなかったり、術後合併症などで治療の甲斐なく亡くなってしまう子どももいます。

 

小さな命が消えてしまう場面に立ち会うのは、とても辛いことです。子どもが好きな看護師さんにとってはなおさら辛いですよね。

 

自分が受け持っていた子どもが亡くなることが続くと、身体的な疲労と精神的なストレスから、燃え尽き症候群になってしまうこともあるのです。

 

小児外科に向いている人、必要なスキル

小児外科に向いている人は、とにかく子どもが好きな人です。

小児外科に向いている人は、とにかく子どもが好きな人です。これは小児科にも共通していることですね。小児外科を受診するのは、基本的にみんな子どもで15歳以下ですから、子どもが好きな人でないと、小児科に勤めるのは難しいんです。

 

また、のんびり屋さんも小児外科に向いています。外科と言うとテキパキ動ける人が向いていて、のんびりした人は向いていないと言われていますが、小児外科は別です。

 

小児外科は看護師のペースではなく子どものペースに合わせなくてはいけません。しかも子どもはこちらが説明しても、それを聞き入れないこともあります。

 

そういう時でもイライラせずに、のんびり構えていられる看護師さんが小児外科に向いているんです。

 

そして、コミュニケーションスキルも必要です。子どもはどこが痛い、何をして欲しいと言葉ではっきりと伝えられないことも多いですので、上手なコミュニケーションでどこが痛いのか、何をして欲しいのかを読み取らなくてはいけません。

 

どんな小児外科がおすすめ?

小児外科で働くなら、どんな小児外科がおすすめなのでしょうか?まずは、年間のオペ件数とその病院の小児外科の得意な疾患をチェックしましょう。

 

一般的な疾患である鼠径ヘルニアや陰嚢水腫をメインにしているところもありますし、新生児疾患が得意なところや消化器系疾患が得意なところもあります。

 

心臓血管外科と連携して動脈管開存症や心室中隔欠損症などの先天性心疾患の治療を積極的にやっているところもあるんです。

 

また、年間オペ件数が多ければ、それだけ忙しくなるというデメリットはありますが、小児外科での経験を積めるというメリットにもなります。

 

そのほか小児ICU (PICU)があるかどうか、小児救急を受け入れているかどうかも小児外科を選ぶポイントになります。

 

小児外科の給料と給料アップ方法

小児外科の給料についてですが、小児外科は大学病院などの大規模病院にしかありませんので、小児外科で働こうと思ったら、自動的に大規模病院に勤めることになります。

 

大規模病院は給料やボーナスが高めですので、看護師平均と比べるとやや高めの給料となります。具体的には、夜勤ありの病棟勤務だと5年目の看護師さんで年収480〜500万円程度ですね。10年目になると、530〜550万円を狙うことができます。

 

次に、小児外科での給料アップ方法ですが、スキルアップ・キャリアアップをしていけば、自然と給料が上がっていくはずです。

 

小児外科で役立つ資格には、アメリカの心臓協会(AHA)が推奨するPALS(小児二次救命処置)やPEARS(小児急変対応)のプロバイダーコースやNCPR(新生児蘇生法)インストラクターなどがあります。

 

また、さらにキャリアアップしたい人は、小児看護専門看護師や小児救急看護認定看護師の資格にチャレンジすると良いでしょう。

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