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外科の特徴と看護師の業務内容と役割

外科の特徴

外科の特徴は幅広い世代の患者さんがいることです

外科というと、脳外科、心臓外科、整形外科、消化器外科等いろいろな外科がありますが、ここでは外科全般、一般外科についてご説明したいと思います。

 

まず、外科の特徴といえば、やはり手術があることです。外科に入院する患者さんのほとんどが、手術目的で入院してきます。そのため、急性期の患者さんが多く、外科の分野で慢性期の疾患というのはほとんどありません。手術が終わり、創部が治癒すれば、元気になる人が多いですので、内科に比べると短期間で退院していき、在院日数が短い傾向にあります。

 

また、外科は内科に比べて、患者さんの年齢層が幅広くなっています。虫垂炎などは子供から高齢者までかかる疾患ですし、近年は手術の様式の進歩により、身体への侵襲が少なくなったため、90歳以上の超高齢者でも手術を受けることができるようになりました。

 

手術を受けなくても、スポーツや仕事などで怪我をすれば、外科を受診することになりますので、外科では子供から高齢者まで色々な世代の患者さんの看護をすることができます。

 

外科の看護師の業務

外科の看護師の業務の特徴は、処置が多いことです。手術後や外傷のある患者さんが多いですので、当然ですよね。

 

処置は、創部の感染兆候の有無等を観察し、洗浄・消毒・軟膏の塗布・包交を行います。重症な場合や術直後の場合は医師と一緒に行いますが、ある程度創部が落ち着いてきたら、看護師だけで行うことがほとんどです。

 

また、外科の場合はルーチン業務に加えて、術前・術後の業務を行わなければいけません。術前は術前処置、患者さんへの手術の説明、オペ室に持っていくカルテ類や同意書類の確認、家族のフォローなどに追われます。

 

オペ室に患者さんを送り出した後は、オペ戻りの準備です。患者さんのベッドメイキングやオペから戻った後に使用する人工呼吸器などの医療器具の準備等をしておきます。

 

実際に患者さんがオペから戻ったら、全身状態の観察・管理を行い、医師から指示された薬剤の投与をして、家族が面会できるように調整します。

 

もちろん、このような術前・術後の業務以外に、受け持ち患者さんはいますので、手術に関する業務を行いながらも、通常通りの部屋回りの仕事もしなくてはいけません。

 

外科の看護師の役割

看護師の役割には様々なものがありますが、外科特有の看護師の役割は主に2つあります。

 

手術前の精神的なフォロー

1つ目は、手術を控える患者さんの精神的なフォローです。医療職者からするとごく簡単な手術でも、患者さんにとっては一大事ですし、緊張と不安でいっぱいになります。外科の看護師は、そのような患者さんの緊張や不安を把握して、少しでもその不安を和らげることができるように配慮しなくてはいけません。

 

患者さんとコミュニケーションを取りながら、「手術に関して何が最も不安に感じているのか」、「医師の説明でわからないことはなかったか」等の情報を得て、それの解消に努めていく必要があります。手術への不安や緊張は、睡眠不足や痛みの増強などにつながりますので、手術へ臨む患者さんの精神的なケアは外科の看護師の重要な役割の一つです。

 

異常の早期発見

2つ目が、異常の早期発見です。術直後は急変が最も起こりやすい状態ですので、しっかりと観察して、異常を未然に防いだり、何か異常が起こった時にすぐ対処できるようにしなければいけません。

 

術後の急変だけでなく、創部の感染などの合併症の有無の観察も重要です。合併症が起これば、退院が延びるだけでなく、敗血症性ショックなど命の危険に陥ったり、再手術になることもあります。

 

外科の看護師の観察力や判断力が、患者さんの治癒や退院時期を早めると言っても過言ではないでしょう。

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